認知症でも有効な遺言書が作れるですか?

認知症でも有効な遺言書が作れるですか?

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40代の相談者様からのご相談

私の母の遺言書を作りたいと思っています。
でも、母は少し認知症の症状が出ており、有効な遺言書が作れるのか不安です。
その状態でも、有効な遺言を作ることはできますでしょうか?

【回答】行政書士さいとうあきこの見解

ご心配のことと思います。
同じようなご不安を抱えていらっしゃる方は少なくありません。

お母さまは少し認知症の症状が出ているとのですが、「おかしいかな?」と思われたら、まずは医療機関で診断をお受けになられますことが適切です。

遺言書の作成については、有効な遺言書が作れるかどうかは、遺言書作成時におけるお母さまの判断能力が問題になってきます。
もし、お母さまの判断能力に著しい障がいがあったと認められれば、遺言書を作ったとしても、有効な遺言書にはなりません。

したがいまして、まずは医療機関でお母さまの症状を診ていただき、お母さまの判断能力に著しい障がいがない時点で、早めに遺言書を作成されることがよいでしょう。
その際は、より安心・安全な公正証書遺言にされることをおすすめいたします。

なお、健康上の理由などにより公証役場にいらっしゃれない場合は、公証人に、自宅や病院・施設まで出張してもらうことも可能です。

問題は解決しましたか?

上記の内容では解決しない場合や、「私の場合どうなるの?」と疑問をお持ちの場合は、対面相談にてご事情を詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
今お抱えのお悩みを解決し、安心できる未来を作れますよう、一生懸命考えてまいります。

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